投稿日: 12/09/2009 | 投稿者: keiko
イスラエル映画「レバノン」(Samuel Maoz 監督)が、ベネチア映画祭で金獅子賞を受賞しました。今年、惜しくもオスカーを逃した「戦場でワルツを」に続く、イスラエル映画の快挙です。
映画「レバノン」は、1982年7月、第一次レバノン戦争で戦車部隊だったSamuel 監督の実体験が元になっています。まだイスラエルでも公開されていませんが、金獅子賞を受賞したことで、世界中から注目を集めることになるでしょう。少し気が早いですが、オスカー受賞への期待も膨らみます。
「戦場でワルツを」のAri Folman 監督と同じく、第一次レバノン戦争で若い兵士として初めて戦争を体験した監督自身が、その時のこと、その時の気持ちを映画にして、25年以上の時を経た今、イスラエル兵士について、そして戦争について、映画という表現を使って何かを感じてもらいたい、と思っているのだと思います。18日から始まるユダヤの新年に花を添える、嬉しいニュースとなりました。
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投稿日: 28/07/2009 | 投稿者: keiko
とうとう始まります、「ポニョ」。7月30日よりイスラエルで上映です。先週末にシネマテックで先行上映され、週末の新聞にも「宮崎駿の新作」として取り上げられ、確実に話題になってきています。レゲヴの甥っ子たちも、見に行く気満々です。
イスラエルでも宮崎駿アニメは人気で、たまに映画チャンネルでも「宮崎駿アニメ特集」が放送されるほど。アニメに対して目の肥えている日本人には、賛否両論でしたが、個人的には最近のCGアニメは好きではないので、なじみ深い手描きにこだわる宮崎アニメを評価します。イスラエルでの上映は、ヘブライ語の吹き替えと日本語があり、ヘブライ語の吹き替えも悪くないです。奇妙で不気味でかわいいポニョが、イスラエルの子供たちにもウケてくれることを期待します。
もう一つイスラエルで密かに話題になっている日本映画が「東京ソナタ」。テルアビブ周辺の3つの劇場でしか上映されていませんが、映画好きには非常に好評のようです。先日お伝えした相撲映画の「A Matter of Size 」も好評で、今年の夏のイスラエルには日本関係の映画が多く、そしてどれも評判がよいので、嬉しい限りです。
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投稿日: 01/07/2009 | 投稿者: keiko
先日紹介した エルサレム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル (7月9日~18日)で上映される映画の明細が紹介されました。日本映画 「歩いても 歩いても」(2008)が3日間上映されます。最近は質の良い日本映画がイスラエルでも上映されるので、嬉しいことです。
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投稿日: 24/06/2009 | 投稿者: keiko
2009年 エルサレム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル (the 2009 Jerusalem International Film Festival) が7月9日~18日まで開催され、世界45カ国から150以上のフィルムが上映されます。
その中で、注目の映画がこの「סיפור גדול」(A Matter of Size)
ポスターを見れば一目瞭然の、「相撲は、ただ、デブでいるわけではない」と、デブなイスラエル人が減量クラブを抜け出し、相撲レスラーを目指す熱血相撲コメディー。まだプロモしか見ていませんが、面白そうなので、是非見てみたい作品です。
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投稿日: 25/05/2009 | 投稿者: keiko
「おくりびと」がオスカーを受賞してからというもの、イスラエルで上映されることを心待ちにしていましたが、まさか、父を見送って後に見ることになるとは思ってもいませんでした。
イスラエルに到着早々、レゲヴと一緒に見に行き、ただ涙ばかりでした。父を納棺した際には形式的ですが同じようなことを実際にし、父を死出の装束に変えて送り出したことがフラッシュバックされて、泣き声を抑えるのに必死でした。比較的年配の人で埋まっていた小さな場内からも、たくさんのすすり声が聞こえ、私の泣き声も気にならぬほどでした。
文化の全く違うそれも「死」という重いテーマが、イスラエルにどのように受け入れられるのか心配でしたが、非常に好感的に受け入れられたようです。それがAri Folmanの「戦場でワルツを」から、イスラエル初のオスカー受賞の期待を奪い取ったという看板つきで、奪い取るだけの見る価値のある作品として紹介されています。
昨年亡くなったレゲヴの祖母の葬儀や、日本での父の葬儀から感じることは、「死」というもが己の民族と宗教感を、色濃く反映するということでした。レゲヴ曰く「おくりびと」でみられるような死者への装飾は、どうも変だといいます。ユダヤ教では「ちりにかえる」という意味もあり質素な白い布で包み、「聖書と善き行いのみをもっていく」と考えられています。父の葬儀では、父の好きだったものや思い出の品などを一緒にいれたり、死出の装束にも三途の川の渡り賃を入れる袋があったりしました。
レゲヴの祖母の葬儀では、小さな子供達を死んだ祖母に会わすことも、葬儀に参列させることもなかったので、不思議に思い聞いてみると、子供たちに「死」を体感させたくないということでした。この考えに納得できない私は、本当に日本人なんだなと考えさせられたものです。父の葬儀では、家に帰ってきた動かない父をみて、6歳の甥っ子が「じじちゃん、死んじゃったね」と、神妙な顔つきでじじちゃんに手を合わせていました。13歳の甥っ子は、何度もじじちゃんの顔を眺めて、肩を震わせていました。私は二人の甥っ子たちをみて、父も喜んでいるだろうなと思ったのです。
日本にはお彼岸やお盆、仏壇など、先祖の魂を弔う習慣があります。輪廻転生や幽霊、魂なども日本人にはなじみの深いものです。そういった民族風習は全て宗教感から発生し、私達の「死」に対する考え方にもなります。「おくりびと」をみて、私達日本人の持っている「死者」へのいたわりの気持ちは、日本人という民族を象徴するものであると感じます。そして、映画の成功によって、全く異文化の、宗教も違う国々でも受け入れられているということに、ただ感動するばかりです。
民族・宗教は違えども、「死者」を尊ぶ気持ちは万国共通であることを、改めて感じさせてくれる「おくりびと」に、感謝の気持ちです。
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投稿日: 23/02/2009 | 投稿者: keiko
ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミーでも随分と前評判が良かったので、初のイスラエル映画のオスカー受賞を期待したのですが、残念ながら逃してしまいました。それが、同じく外国語映画賞にノミネートされていた日本映画の「おくりびと」がオスカーを受賞したとなると、うれしくもあり複雑な気持ちでもあります。
この作品はゴールデングローブを受賞した後で、予備知識なく見たのですが、非常に印象に残り、監督であり主人公である Ari Folman の、戦場にいた一兵士としての心の闇を、まるで自分がその闇を感じるように映画の中に同化してしまいました。写実的なアニメーションと高度なグラフィックが、実際のドキュメンタリーを見るよりも、物語を身近に感じられるような作用をしたと思います。主人公である Ari Folman が思いだしながらたどる戦場での風景、断片的な風景、心の風景・・・それは、紛れもなく19歳の彼が見て、感じてきた忘れてしまいたい本当の戦場なのでしょう。まるで、薄い膜に覆われながら Ari Folman と共に記憶の旅をしているような気持ちになりました。
オスカーの受賞を逃したことで、再び話題になることも、日本での上映やDVD発売などもないと思いますが、東京で上映される ようなので、もし見る機会があるようなら、内容についてはこちらに「バシールとワルツを見るための予備知識」があるので参考にしてください。イスラエルとしては非常に残念でしたが、日本人としては「おくりびと」がオスカー受賞でイスラエルにも配給されるだとうと思うと、非常にうれしいことです。
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投稿日: 13/01/2009 | 投稿者: keiko
昨日、久々にイスラエルに明るい話題が舞い込みました。第66回ゴールデングローブ賞で、Ari Folman 監督の 「Waltz With Bashir (戦場でワルツを) 」が外国語映画部門を受賞しました。作品の内容は、1982年の第1次レバノン戦争でのひとりの兵士の心情を、アニメーションで表しています。情勢にかかわらず、イスラエル映画が評価されたところに、素直に喜びを感じるまでです。
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