投稿日: 19/10/2009 | 投稿者: keiko
先週、200人近いイスラエル人団体が、特別に用意された直行便を使って関西国際空港に到着し、30人ほどの小グループにわかれて10日間の日本観光を満喫した。レゲヴの叔母さんもこの旅行に参加し、初めての日本で見てきたもの、体験してきたことを、いまだ旅の興奮が冷めない様子で語ってくれた。
まず、何から語りだしたかというと、日本のトイレ。出発前からウォシュレットについては説明しておいたので、叔母さんも実物を実際に使ってみて、とても満足した様子。その次は、日本の町がどれほど綺麗で清潔か、ということを力を入れて語り、また、カラオケボックスで、一人で悦に入って歌っている日本人を見たと言って大笑いしていた。私としては、こういった反応が返ってくることを予想していたので、叔母さんが日本で見たあらゆるものを楽しみ、良い意味でのカルチャーショックを受けてきたことに、少なからずホッとした気持ちだった。
叔母さんの観光コースは、大阪-京都-東京-日光-富士山-白川郷-奈良 という凝縮コース。ちょうど日本を縦断した台風の後だったので、秋晴れの恵まれた天候だったが、紅葉には少し早かったようだ。一番懸念していた食べ物については、大阪で(おそらく)たこ焼きを食べたが好みではなく、寿司屋で、なんだかわからないけど出てきたものを全部食べておいしかったそうで、また、日本の甘い物は甘くない!と、レゲヴと同じく甘い物好きの叔母さんは言っていたが、なにを食べたのか?と聞いても「何だったのかわからない、何か日本のもの」だそうだ。
そして、「なんて書いてあるの?」と聞かれた、外国人に人気の漢字T-シャツ「闘魂」
叔母さん曰く、「日本で何が一番気に入ったかというと、誰もが自由に宗教を選ぶことができて、なおかつそれについて誰も気に留めないことが素晴らしい。私はそういう国がいい」と言っていたが、それはまさに、宗教という鎖につながれている、イスラエルという国に住んでいるから出てくる言葉だと思う。今まで、親族の中に日本人がいる程度の認識で、本当の日本と日本人について知らなかった叔母さんが、日本人妻を持っているレゲヴとは違う視点から日本を見てきてくれたことは、私にとって本当に喜ばしいことである。
最後に、叔母さんが日本で見てきた日本人の印象は、「みんな止まらずに走っている」「あんなにお辞儀ばかりして、首が痛くならないのか」「着物を着ている人がいなかった」という、思わず苦笑いしてしまうものだった。
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投稿日: 06/10/2009 | 投稿者: keiko
イスラエルの石鹸の店「SABON」が、2億円を投資して大阪と新宿に店舗を増やすという記事があった。一年前に表参道店、そして4ヶ月前に六本木ヒルズ店がオープンしており、それに続く2店舗のオープンとなる。
SABONは、全て天然素材を使用し、「癒し」をコンセプトにした店で、イスラエルでは珍しく店構えに上品さと高級感を感じる作りになっている。実際には使ったことがないので、商品の良し悪しについての感想はないのだが、いつも店の中を覗いては、いつか使ってみたいと思っていた。バスケア・ボディーケア・フレグランスなど、どれも上品なよい香りで、店の近くを通るだけで、癒される気持ちになっていたのは確かである。
しかし、ガミラシークレットといいSABONといい、イスラエルの天然素材の石鹸はウケが良いようで、特産品の少ないイスラエルとしては非常に嬉しいことだ。記事によると、2015年までに、日本を含めアジア圏に40店舗を出店する予定らしく、なんとも景気の良い話である。ちなみに、現在イスラエルに30店舗、アメリカ・ヨーロッパ各地におよそ50店舗出店している。
イスラエルでは「SABON Shel PAAM」という名前で売っており、「SABON」とはヘブライ語の「石鹸」という意味で、「Shel Paam」とは「かつて(昔)の」という意味である。死海の成分を使っている製品もあるようなので、自然から奪うだけではなく、その利益を是非、死海の消滅を防ぐためにも使ってほしいものである。
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投稿日: 01/10/2009 | 投稿者: keiko
贖罪の日も終わり、イスラエルは仮庵の祭りスコット(Sukkot)がはじまる(03/10-09/10)。先日はあちこちで、仮庵を作るための椰子の葉を運んでいる人々の姿をみかけた。
仮庵(スカー)とは、エジプトを脱出したユダヤ人がシナイ半島をさまよっている時に、天幕で過ごしたことにちなんで作られる庵で、白い布をはった簡単な小屋を大きな椰子の葉で覆うものである。ポイントは、仮庵の中から星が見えなくてはならない。敬虔なユダヤ教徒は一週間をその仮庵の中で過ごすことになっているが、一般人はその気分だけを味わって仮庵を作り、子供たちが喜んでその中で夜更かしをする、というのが定番。もともと、この時期になるとイスラエルは朝夕の気温も下がり、強風も吹き、時には恵みの雨も降る可能性もあるので、仮庵の中で一晩を過ごすのは結構辛い。しかし、今年はどうやら気温も上がる予想になっているので、子供たちにとってはよいスコットになるのではないだろうか。
スコットには、仮庵(スカー)のほかに重要な4種と呼ばれるものを飾る。それは、Lulav(לולב)-ナツメヤシの葉、Hadass(הדס)-Myrtusの葉、Arabah(ערבה)-柳の葉、Etrog(אתרוג)-レモンなどの柑橘である。Etrog(レモン)は味も香りもあり、Lulav(椰子の葉)は実をつけるが香りがない。Hadass(ミルトスの葉)は実はつけないが香りがあり、Arabah(柳の葉)は味も香りもない。この味と香りを学と徳に置き換えれば、学も徳もある者、学はあるが徳のない者、学はないが徳のある者、学も徳もない者、この4つの種類の人間がイスラエルの国民(ユダヤ人)であり、それぞれ補合いながら一緒に生活している、という比喩になっている。
気持ちよい秋の気配の中、あちらこちらでスコットにちなんだイベントが催されるので、週末はイスラエルの秋を満喫に出かけるのも、良いのではないだろうか。
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投稿日: 07/09/2009 | 投稿者: keiko
甘いハチミツとりんごで祝う、イスラエルの新年が2週間後にせまり、スーパーでは私の一番のお気に入りの甘いものが売り出された。
ハチミツケーキは新年の定番のお菓子で、この時期になるとハチミツやりんごを使ったケーキが続々と登場してくる。その中でも特においしくて、毎年この時期を待ち望んでいるケーキが「ハニーブラウニー」。新年から3・4ヶ月間は店頭に売り出されているが、品切れになったところでお終いの限定品。いくつかのハチミツケーキを試してみたが、やはりこのブラウニーが、しっとりとしていて、甘さが程よく、まわりが少しクリスピーで、一番おいしい。
イスラエルのケーキは、とにかく甘過ぎるか、チョコレート狂いか、パサパサか・・・と、いつも期待を裏切られ、もちろん、ケーキ屋さんで満足のいくケーキもたまにはあるのだが、お手軽に買えて、舌を満足させてくれるこのハニーブラウニーは、イスラエルでは貴重な存在だと思っている。ちなみに、今回は16シェケル(400円)で初買いをしたが、スーパーによってはこれから特売が始まるので、もっと安く買えるはず。ともあれ、ユダヤ歴の新年はもうすぐそこまで来ている。
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投稿日: 26/08/2009 | 投稿者: keiko
ベジタリアンの私にとって、色とりどりの野菜を毎日たっぷりと食べられるイスラエルは、パラダイスのような所。ユダヤ人が移住してから独自に開発してきた灌漑設備で、イスラエルでは豊富に野菜と果物が栽培され、ヨーロッパ、日本へ多く輸出されている。先日見たTVでは、東欧に旅行へ行ったイスラエル人家族が、ホテルの朝食にトマトがないことに憤慨していたほど、イスラエル人の毎日の食卓にトマト・きゅうりは欠かせないものとなっているようだ。
私の住む場所から近い町Naharriya(ハナリヤ)には、安くて新鮮な野菜と果物を売るアラブ人経営の市場 Shuk Faisal HaGadol (シュック・ファイサル・ハガドール)がある。一度ここに足を踏み入れると、よそのスーパーでは買い物が出来なくなるほど、安くて、そしてウマイ野菜と果物が手に入る。よく商売人らしき人たちの姿もみかけるので、レストランなどの経営者もここで買っているのだろう。問題は、いつも買い物客で込んでいて、暑くて、とにかくレジで並ぶということ。それでも、安さとウマさを求めて、多くの人がシュック・ファイサルを目指す。(週始めは比較的空いている)
今週は、久々にファイサルで大量の新鮮な野菜を購入したので、ウキウキ気分で料理にも張り合いが入った。今年は冷夏のために日本では野菜が高いと聞くので、レシートを見ながら、いったい日本ではいくらしているのだろうと、考えてしまう。ちなみに以下は、購入した野菜の1kgの値段。
トマト 3.99シェケル(100円)、きゅうり 3.5シェケル(87円)、ナス 2.99シェケル(75円)、ピーマン 4.9シェケル(122円)、赤ピーマン 7.9シェケル(197円)、ズッキーニ 3.99シェケル(100円)、玉ねぎ 1.8シェケル(45円)、にんじん 2.99シェケル(75円)、アボカド 6.9シェケル(172円)、キャベツ 2.99シェケル(75円)・・・
シュック・ファイサルで、山盛りに盛られた土だらけの不格好なきゅうりを取りながら、スーパーに一本一本美しく並べられて売っている日本のきゅうりを思い出した。確か、きゅうり一本100円だったように記憶しているのだが・・・
皆さん、イスラエルへ来たら、たっぷりと野菜と果物を食べることをオススメします。
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投稿日: 11/06/2009 | 投稿者: keiko
現代ヘブライ語辞典(6000円)
今までヘブライ語の勉強は、最初の頃使っていた入門書以外は、ウルパン(ヘブライ語教室)での教材や、OXFORD 英語-ヘブライ語辞書を使って、日本語訳なしで自主学習していましたが、英語もほどほどの私にとって、ヘブライ語-英語-日本語への3段活用では、頭に入力されるまでに膨大な時間がかかりすぎて、ここ最近はすっかりヘブライ語学習から遠ざかっていました。
日本語によるヘブライ語の辞書があることは知っていましたが、値段の割りには内容に期待が出来ず、購入することをためらう日々でした。今回、日本に滞在している時に、イスラエルに住んでいるある方に、このヘブライ語辞書について勧められ、せっかく日本にいるのだから、と思い切って購入したところ、値段を裏切らず、期待を裏切らない、よい一冊にめぐりあうことになりました。
今ではインターネット辞書で調べることも容易ですが、やはり手に取って、ひとつの言葉を調べるつもりが、その前後、果てはそのページ全てに目を通すことができる辞書は、言葉を知る楽しみが倍増します。巻末には医学用語や各種の専門用語の一覧や、図解による単語など、辞書としてだけでなく、読み物としても楽しい一冊になっています。
その土地の人々の話す言葉を理解することは、その土地の人々をよりたくさん知ることができる一歩だと、私は考えます。私のヘブライ語はまだまだ初心者の域を出ない稚拙なものですが、ヘブライ語を理解することによって、ユダヤ人という民族とイスラエルという国を、少しは知ることが出来たと思います。
いつでも大事な一冊の本に出会えるのは楽しいものです。これで私のヘブライ語力も向上間違いなし・・・になってくれるといいのですが。
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投稿日: 31/05/2009 | 投稿者: keiko
まるで最後の晩餐のように長いテーブルとそのテーブルを彩る数え切れないほどの料理。これが、レゲヴの親族の集まる祭日シャブオットの風景。親族の一人モーシェの作る料理は、レストランも顔負けの一品で、今回も恒例のチーズ各種、ペースト各種、サラダ各種、ブレッカス各種、キッシュ各種、ケーキ各種を用意して、子供も含め35人のお腹を満腹にしてくれました。
チーズの盛り合わせは、ベジタリアンにとって至福の味。この日ばかりは、好きなだけチーズをたべます。モーシェの作るクリームチーズは、くるみ・ブラックペッパー・かぼちゃの種、ゴマ味などがあり、最高においしい。
これでもかと盛られたパンと野菜も、シャブオットを祝う大事な主役。収穫の喜びを、お腹いっぱい感じてきました。
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投稿日: 28/05/2009 | 投稿者: keiko
ベジタリアンにとって一番うれしい祭日がイスラエルのシャブオット(5月29日)。シャブオットとは七週という意味のヘブライ語で、ペサハの祭りから数えるとちょうど七週になるそうです。また、ちょうど小麦の収穫の時季なので、収穫祭とも言われ、農業祭としてキブツなどで盛大に祝われています。
かつてユダヤ人は土地を持つことができず、イスラエルにおいてようやく土地を購入し、自らの土地を耕し収穫を得る喜びを実現させました。農村地としてイスラエルの農業の発展に貢献してきたキブツでは、収穫の喜びを讃えて、歌い踊ってシャブオットを祝います。トラクターでバナナ畑をめぐったり、畑の中をピクニックしたり、様々なイベントが催されます。また、収穫を祝うということから、食事も乳製品のものが多くなり、ふんだんにチーズと野菜を使ったキッシュや、様々なチーズとパン、チーズケーキなどを食べるので、ベジタリアンの私とレゲヴにとっては、待ちに待った祭日と言っても過言ではありません。
シャブオットでは、白い服を着るのが慣わし。真っ青な空と、緑と色とりどりの果物と、シャブオットのさわやかな白い服が、イスラエルを美しく彩って、本格的な夏の到来をイスラエルに告げます。
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投稿日: 02/05/2009 | 投稿者: keiko
イスラエルにも新型インフルエンザの感染者が出たことで、イスラエルへは帰るなと家族から言われていますが、日本製の高性能マスクをお土産に、再びイスラエルの地へ帰る日を指折り数えています。新型インフルエンザはそれほど気にしていないのですが、空港のセキュリティーが別の意味で面倒になることを考えると、無事にイスラエルに到着できることのみが心配です。
4月のペサハ(過ぎ越しの祭)から、ホロコースト追悼日、戦死者追悼日、そして独立記念日と、目白押しだった祭日もひと段落し、5月の月末にあるシャブオット(収穫祭)までは、イスラエルもしばしの休息になります。
当然のことですが、日本ではイスラエルの祭日について知るような報道はありませんでしたが、ホロコースト追悼日の次の日の新聞(4/22)に、クリムトの描いた肖像画が、ナチス犠牲者の遺族へ返還された記事がありました。
私がこの記事を読んだときは、すぐにこれがホロコースト追悼日と関連付けられていることがわかりますが、記事にはそれについて一切の記述はありませんでした。記事が載ったその日は、イスラエル国中がナチスによるホロコーストの犠牲者を追悼し、喪にふくしているなどとは、日本にいたらわからないことです。この日に、ナチスによって殺害された方の所有物が、遺族に返還されたことが記事になるということに意味があり、それを一言でも記事にしてくれれば、日本にもホロコーストについての関心が寄せられると思ったのですが、残念です。
独立記念日には、イスラエル国中から、BBQの煙が漂っていたことでしょう。新型インフルエンザもこのBBQの煙とともに、吹き飛んでくれると良いのですが・・・
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投稿日: 09/03/2009 | 投稿者: keiko
イスラエルの春の祭りが始まりました。プリムは聖書のエステル記にちなんだお祭りで、子供たちだけでなく大人も仮装をして、にぎやかに祝うユダヤの祭りです。
ペルシャ帝国の時代、悪大臣ハマンがユダヤ人の絶滅を計画しますが、王妃であったユダヤ人のエステルが死を覚悟して、王にその計画を取りやめるよう直訴し、悪大臣ハマンの謀略は失敗に終わり、ハマンは処刑されました。この、エステルの知恵と勇気の活躍を描くエステル記は、プリムで子供たちと一緒に読まれ、子供たちは悪大臣ハマンの名前が読まれると、ハマンの名前が聞こえないように騒ぎたてます。
プリムでは、民族の解放と救いを祝うために、飲酒も大いに賞賛され、とことん酔っ払ってもよい日とされているので、子供だけでなく、大人にとっても夜は仮装パーティーで大騒ぎになります。なぜ仮装するのかというと、15.6世紀のイタリアにいたユダヤ人が謝肉祭(カーニバル)から影響を受けたとされていますが、ともあれ、プリムはユダヤの祭日の中で、唯一楽しめる祭日なので、今日では仮装もお祭り騒ぎの一役をになう重要な役割を果たしています。
そして、プリムで食べられるお菓子が「ハマンの耳(Oznei Haman )」。
この日ばかりは、子供の仮装に喜ぶ親ばかも、良いのではないでしょうか。
幼稚園で子供たちがエステル記を物語っているビデオ(ヘブライ語) http://www.ynet.co.il/articles/0,7340,L-3370476,00.html
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