VISA問題

再びVISAについての話題。
二人の非ユダヤ人のULPAN学生が、VISAがないという理由でキックアウトになった。
一人はアメリカ人の女性、もう一人はスウェーデン人男性。
二人ともそれぞれの国からULPANでヘブライ語を学ぶために9月に到着し、
12月にVISAの申請をし、VISAオフィスからの返事を待っていた。
ところが、先日、警察が彼らを捜しにキブツまできて、なんと留置所に入れたのだ。
彼らは犯罪者でも、不法労働者でもない。
学費を払って、ULPANでヘブライ語を勉強している善良な(身分は)旅行者だ。
たった今はVISAの申請中で返事待ちのため、VISA自体はないが、
それが留置場で半日であれ、尋問する理由となるだろうか?
ULPAN責任者は、ただ動揺するだけで彼らのために何も手助けをすることはなかった。
いや、警察に協力したようなものだった。
(空港行きのタクシーを用意したくらいだ。彼らに何の時間も与えず)
そして同時にVISAのオフィスから、即刻出国要請の手紙が届いた。
彼らはなんとか警察から解放され、キブツに戻り再度VISAの手続きを試みた。
しかし、勿論返事はNO!
ULPAN責任者も警察の書類に、彼らを出国させるサインを済ましてしまい、
彼らに何の猶予も与えなかった。
アメリカ人の女性(20歳)は、「イスラエルに恋をしてしまった・・・」と、
この国との関係をこれから考えようとしている最中での出来事だった。
(彼女はこの出来事をアメリカで訴訟すると言っている)
スウェーデン人の男性(19歳)はユダヤ教に改宗することを強く願う宗教家で、
改宗についてのプロセスを模索中だった。
二人とも非ユダヤ人であり、尚且つイスラエルに魅せられてしまった若者達だ。
それは私も同様であり、心中は痛いほど伝わってくる。
二人ともイスラエルが好きだからゆえに、今後のことを考えて、
この狂った全ての応対を、受け入れ、本国へ一時帰ることとなった。

しかし、どこにこの全ての出来事を理解できる点があるだろうか?
このULPANには私を含め6人の非ユダヤ人がヘブライ語の学習をしている。
私と他一人は、違う地域のオフィスでVISAを得た。
他4人は全く同じ条件にも関わらず、(同じオフィス)
二人はVISAを得、二人は留置所送りになりキックアウト。
ULPAN責任者は、非ユダヤ人については無関心と言ったほうが正しい。
なんとも無責任な話である。
受け入れるけど、VISAについては約束できない、
何かあったときには、責任は非ユダヤ人のあなたが取ってね。
私は長く滞在しているだけに、この国の状況に慣れている。
非ユダヤ人に対する扱いもわかってる。
ゆえに、自分自身で責任を取るしかないこともわかっている。
しかし、彼らは初めてイスラエルを訪れ、2個目のVISAを申請しただけなのだ。
ボランティアであれば問題なく6ヶ月VISAを取得できるのに、
なぜヘブライ語を学習していると言うことで、留置所にまで入れられるのか?
VISAの種類はボランティアとなんら変わりないのである。
この地域を管轄しているVISAオフィスの悪魔が、この出来事の全ての根源なのである。
ULPAN責任者はこの出来事に懲りて、今後、非ユダヤ人は取らないことを決めた。

いったい、この国はどうなっていくのだろう?
どれほどの敵を世界中に持てば気がすむのだろう?
イスラエルを愛し、この国のために何かしたいと思っている若者を、
非ユダヤ人だからと言うことで、これほどの仕打ちをしている。
私はこの国が好きだ。この出来事は幸いにも私には起こらなかった。
しかし、いつ起こるとも知れないのだ。
胸が締め付けられる思いがする。

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