建国55周年

イスラエル独立55周年。
前日一日は、戦死者追悼日で黙祷に始まり、黙祷に終わる。
そして、独立記念日は180度変わってお祭りお祭りの大騒ぎ。

ちょうど50周年の時はエルサレムにいた。
道は歩行者天国になり人があふれ、ピコピコハンマーと泡スプレーで、
狂ったようにみんな騒いでいた。
今年はキブツで過ごした独立記念日だったが、なんとも派手な祭りだった。
はじめから歌えや踊れで、老若男女入り乱れて踊りまくっていた。
日本には国中上げての祭りがないので、なんだか驚いた。

イスラエルの祭日と言うのは、聖書と関連したものばかりで、
心から理由もなく楽しめる祭りを感じることはなかった。
何かしらいつも悲しみが背景にあり、楽しめなかった。
しかし、独立記念日は違う。
まさに祭りなのだ。
まるで日本の夏がきたら、盆踊りで訳もなく血湧き肉踊るかのように、
みんなうれしいのだ。
しかし、そんな勢いに圧倒されてか、踊りの輪に混じることはできなかった。
少し遠くから歓喜する人々を眺めていた。
こんなときこそ、一層部外者であると感じてしまうからだ。
ユダヤ人でもなく、イスラエル人でもない。
かといって外国人として一緒に独立記念日を喜ぶことはできない。
なぜならば、その背景を知っているし、現在でも苦しんでいる人々がいるからだ。
喜び歓喜している背後に、同じ土地で怒りに燃えている人達がいることを、
知っているからだ。
私はイスラエルの一部でも何でもない、部外者だ。
彼らのように歌い踊り、喜びにあふれることはできない。
もし、私がユダヤ人となったとき、その時はまた違う感情があるだろう。
今年、55周年の独立記念日は、そんな気持ちで祝う人々を眺めていた。

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