イスラエルのロシア人

旧ソビエトが崩壊後、大量のロシア人がイスラエルへ移民した。
それによってイスラエルの状況は大きく変化し、
それまで厳しく守られていたシャバット(安息日)やコシェル(食事規制)は、
今ではどうでもいいものになっている。
安息日でも開いている店ができ、ロシア人スーパーには豚肉・シーフードなど、
ユダヤ教で禁止されている食べ物が平気で売られるようになった。
そうした変化をもたらしたロシア人達だが、ここ数年は故郷ロシアへ戻る人も増え、
また、若く野心に燃える人はカナダへ移住するケースも増えている。

レゲブの友人のロシア人がカナダへ移住する事となり、別れの杯をしてきた。
彼の名はアレックス。18歳の時イスラエルへ移住、
13年間イスラエルで生活し、半年前カナダ移住を思い立った。
彼には彼女と子供がおり、彼女の家族がすでにカナダに移住している。
アレックスの友人の半数がすでにカナダに移住したともいう。
彼曰く、
「イスラエルはもう十分。自分はロシアを出て、無一文でイスラエルで生活をはじめ、
イスラエルは好きだが自分の国ではない。未練も何もないよ。
カナダで人生を試したいのさ。もしダメなら、またイスラエルに戻ってくるよ」
なんとも逞しい。

ロシア人にとってイスラエルとはこんなものなのだろう。
ロシアを出るきっかけであり、ユダヤ人移民としての援助を受け、
ユダヤ教なんてどうでもいいのである。
イスラエルで英語を身につけ、次のステップ・カナダへ。
私は状況は違うが、彼の行動力と判断を理解することが出来る。
私自身も、もし他の国へ行くとなれば、どこへでも行くことが出来る。
私の国は日本であり、一度日本を出る決断をした以上は、どの国にいても同じだ。
レゲブはイスラエルに飽き飽きしている。(状況・政治・宗教・人・・)
一日も早くイスラエルから脱出したいと常々思っている・・・・が、行動できない。
アレックスの話しを聞いて、カナダ移住に非常に興味を持ったようだ。
カナダ大使館へ行き、英語の試験を受け、職業・状況などのポイントをもらえば、
来年の夏にはカナダである。
後はレゲブに知らない土地で0からスタートする勇気があるかどうかの問題。

9月、アレックスはカナダへ移住する。
逞しく彼は生き抜いていくことだろう。
再び会える日はカナダになるのか、イスラエルになるのだろうか?

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