マキスィムの死

ほんの数時間前にキブツ出身の若い兵士が死んだ。
彼の名前はマキスィムと言う。

彼とは、彼が兵役に就く直前まで、一緒に食堂で働いていた。
私達は最高のコンビだった。
「好青年」と言う言葉が彼の代名詞のような、最高にすばらしい青年だった。
きれいな彼女を、はにかみながら紹介してくれた。
背がスラリと高く、賢く、働き者で、責任感のある19歳だった。
朝食の時には、私の好物の目玉焼き卵を作ってくれた。
朝食の後には必ず、紅茶にはちみつを入れ、コッペパンにはちみつをかけて、
おいしそうに、恥ずかしそうに食べていた。
少し気取った英語の話し方だった。
彼と私は最高の仕事仲間だった。
私が持ち帰ってきた日本酒を「Sake!」といって、おいしそうに飲んだ。
マキスィムは、イスラエルで私が唯一認めた最高の青年だった。

まだ、何が起こったのか明細はわからない。
なぜ、彼が・・・・・
兵役について半年、以前見かけたときは坊主頭でニコニコ笑っていた。
イスラエルでは日常茶飯事の若い兵士達の死。
今はまだ、彼の死を信じることが出来ない。
ただ、やりきれない怒りと悲しみが湧き出てくる。

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