アラファトの死

“Arafat is still alive” と、この数日間報道され続けていた人物が、今朝死んだ。
 パレスチナのリーダーであり、テロの総大将と呼ばれ、
 ノーベル平和賞受賞者であるアラファト。
 イスラエル人は「まだか、今日か?」と、彼の死を待ち望み、
 世界中からの報道陣がアラファトの本拠地に集い、
 彼の人生を語り、ドラマを作りだそうとしていた。
 
 オスロ合意での立て役者イツハク・ラビンは暗殺され、アラファトはパリの病院で死んだ。
 2人のノーベル平和賞受賞者がこの世をさり、
 残された最後のノーベル平和賞受賞者はシモン・ペレスだけとなった。
 80歳にして今尚その眼光衰えず、現役の政治家として平和への呼びかけをしている。
 
 アラファトの死で今後のパレスチナがどう変わっていくのか、
 そして新たな指導者は出現するのか?
 アラファトのようなカリスマ的指導者は今のパレスチナにはいない。
 かつて10年前に、短大の卒業論文に、アラファトをパレスチナの精神的指導者として、
 パレスチナについて記述した日が、まるで昨日のように感じる。
 オスロ合意直後の平和ムードが高揚していた時期だった。
 その後のイスラエルはテロと報復の繰り返しによる、救いがたい状況だ。
 
 アラファトの死でひとつの時代が終了し、
 イツハク・ラビンとアラファトが握手をした光景は本当の歴史となってしまった。
 今後のパレスチナの行方を多くの知識人が語るだろう。
 しかし、未来は誰にも予想できない。
 アラファトの死によってパレスチナがどう変わっていくのかは、
 見守っていくしかないのである。

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