レゲブとスーツ

イスラエル人とスーツ・・・・・・・なんとも想像がつかない。
ここは砂漠の国、地中海のある国、いつも暑い国、そして、開放感に満ち溢れている国。
誰もがしたいことをし、おもうことを口にし、ストレスゥ????なんて縁のない国である。
仕事だって、スーツ着て仕事している人なんてみたことない。
たまに見かけると「あの人すごい!えらい、どんな仕事してんだろう?」
なんて逆に考えてしまう。
そんな普段のイスラエル人も、仕事で海外へ行くなんてことになったら、
と・う・ぜ・ん・スーツにネクタイという世界の常識に従わなければならないのである。
その常識がレゲブに降りかかった。
なんと、レゲブが日本へ出張することになったのである。
5日間の日本ビジネストリップである。もちろんレゲブにとっては初体験。
レゲブの会社が日本と取引している関係で、今回はレゲブに白羽の矢があたったのだ。
私にとってはなんとも嬉しいことだが、レゲブには悪夢以外の何者でもない。
彼の生涯でスーツ着て、ネクタイを締めるなんてことは考えられもしなかった。
その必要もなかった。だから何も持っていない。
会社の経費でスーツ一式を購入したが、スーツを着たレゲブは笑えた、
彼には非常に失礼だが、笑えた。
似合わない、というか見慣れない格好をしているうえに、
なぜか黒一色で、葬式屋のような感じだった。
(会社の人が選んだのだが、初めてのスーツは黒が良いそうだ・・・・
そんなわけないだろ!!)
大人はみんなスーツ姿の国・日本!からきた日本人の私のアドバイスを、
参考にしているのか、していないのか、
レゲブにとってはとにかく少しでも楽な格好でいたい、というのが本音。
しぶしぶ私の意見を聞き入れているが、本番ではどうなることか?
超ベジタリアンのレゲブは革靴も御法度。
しかし、スニーカーはビジネスでは禁止と、やっと理解し、
何とか合成の靴を探してひと段落。
名刺の渡し方や受け取り方、ホテルでの過ごし方、ビジネスでの振る舞いなどなど・・・
挙げたらきりがないが、就職探しの学生よりたちの悪い新人教育である。
初めてのビジネストリップ、初めてのスーツ、そして異国。
もちろんレゲブにとって辛いのは当然だが、奥さんの国・日本へただでいけるんだ、
がんばってこい!!!どっぷりと外人してこい!!と、
背中をたたいて送り出してやるしかない。
私にとって楽しみ半分、そして、子供の新人姿を見送る母のような気分半分である。

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