イスラエル 戦争26日目

戦争がはじまって26日。
イスラエル北部の人々はこの間ずっとシェルターでの生活をしている。
乳飲み子は寝ることを忘れ、子供達から表情が消え、
精神的に障害をきたし始めている人も出てきている。
こうして書き込んでいるさなかにも、カチューシャロケットは、
私の部屋から見ることができる距離に落ちている。

レゲブは現役兵ではないので、戦闘に参加はしていないが、
国境警備をし、戦闘が拡大すれば、
戦闘員である彼は、第一線に参加する可能性も出てくる。
昨夜は今までで最長の距離の町に、カチューシャ弾が飛来し、
イスラエル軍の空爆が続けば、テルアビブにロケット弾を落とす、
というヒズボラの脅しが現実味を帯びてきた。
4週間近くイスラエル軍はいったい何をしているのだろうか?
ヒズボラの攻撃を止めさせるために、レバノンを攻撃し、
多くの人々を殺しているのではないのか?
ヒズボラの攻撃はやむことなく、連日150発以上ものロケット弾を、
私達に向けて放っている。まさに泥沼だ。
戦闘は長期化し、悪化するばかりだ。

ヒズボラはこの6年間、確実にイスラエルを攻撃するための準備をしてきていた。
それが、今、証明されている。
この戦争の始まりだった、兵士8人死亡、2人捕獲という大成功を収め、
その後もロケット弾を近距離・長距離を交えて、イスラエル北部一帯の機能を停止させた。
彼らは戦争を心得ている。

北部の町アッコで、2日前に4人がロケット弾で死亡した。
第一発目が飛来し、人々が好奇心でその着地場所に近づいたとき、
第2発目が同じ場所に飛来したのだ。
その間隔は5分間ほど。ヒズボラは人間の行動と戦略を心得ている。
そのために日々生きているようなものだ。
イスラエル軍が戦闘機を使ってどれほど人々を巻き添えにして殺そうとも、
ヒズボラは痛くも痒くもないのだろう。
レバノン政府は実質何も力を持っていない。ヒズボラの傀儡政権だ。
レバノン自体がテロ組織の国と言っても過言ではない。

戦争にどれだけ大義名分があったとしても、残るのは憎しみと死だけだ。
昨夜、レゲブの家族と夕食をともにし、若い兵役を終えたばかりの弟は、
シリアやイランと戦闘をするべきだと、熱くなって戦争論を語っていたが、
私は、そんな戦争論について口論している場所にはいたくなかった。
戦争なしでは、平和を得ることはできないのだろうか?
どうして、人間は争いたがるのだろうか?
人間の歴史は、戦争の歴史でもある。
私にはわからない。何が正義で、何が正しいのか。

広告

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中