イスラエル 外国人労働者事情

最近、よく聞くフレーズで、「私のフィリピン人は・・・」というものがある。
一瞬、エッ!と思うのだが、その後必ず、
「私のっておかしいわね・・私の家にいるフィリピン人がね・・・・」となるのである。
それでも、非常に違和感がある。

イスラエルには外国人労働者が多くいる。
農業労働にはタイ人。
建設労働にはアルメニア人や東欧の人々。
家政婦兼愛人(のようなもの)にはタイ人女性やフィリピン人女性。
そして、私のフィリピン人と呼ばれるのは、住み込みで老人のケアーをする家政婦である。
私も、何人かの老人を世話するフィリピン人の家政婦を見たことがあるが、
彼らは非常に家族から慕われていて、老人からの信頼も厚かった。
何よりも、献身的にケアをしているのである。

キブツにも、ケアホームのようなものがあり、二人の男性フィリピン人が働いている。
彼らの仕事は、知的障害者の世話で、一緒に散歩に出かけたりしている姿を見る。
すでに何年か滞在しているので、ヘブライ語も話し、皆からの信頼も厚い。
そして、「私のフィリピン人」という人々が口をそろえて言うことは、
「フィリピン人は本当に良くやってくれる。彼らには心から満足している。
フィリピン人だけでなく、きっとアジア人全員が仕事に熱心なのね」

すべてのアジア人というのは大げさだが、アジア人は比較的おとなしく、温厚だと思う。
言葉の壁があるということも一因だと思うが、不平不満を言わない。
彼らの立場が外国人労働者なので(中には不法労働者も)、
立場が弱いということも確かだが、それだけではない理由が、
彼らの働きぶりに見られると、私は考える。

タイ人やフィリピン人の家政婦が多くイスラエル人と結婚している今日、
20年後のイスラエルは、果たしてユダヤ人の国として成立しているのだろうか?
非ユダヤ人人口の増加は避けられない。(私もその一員だ)
それを望む人々と、望まない人々との攻防は、今後も増すことは目に見えている。

現在子作り計画中の私は、これから生まれてくる子供たちみんなにとって、
人種や宗教に関係ない、住みやすい平和な国になってくれることだけを望む。

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