イスラエルの冬物バーゲン

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12月に入ったばかりで、寒さはこれからというこの時季、今年のイスラエルは、すでに冬物一掃セールが開始された。いつもなら、年末から年始にかけて始まるのだが、物価の値上がり、世界経済危機などで買い控えが広がり、なおかつ暖かい陽気が続いているので、冬物が売れない・・・と、店が悲鳴を上げていたのである。全てのスーパーマーケットが食料品のセールを行い、客の購買意欲を高め、ショッピングセンターでは、先週よりいっせいに大バーゲンセールの火蓋が切って落とされた。

どこの店を見ても、「1+1」「2+1」「50%off」「70%off」と宣伝し、冬の気配を感じはじめたばかりのイスラエルでは、新作冬物衣料が投売り状態で売られ、バーゲンを待っていたお客で店はごったかえしている毎日である。「1+1」や「2+1」とは、「1(2)つ買えば1つタダ」ということで、イスラエルでは常識なバーゲン方法。どの店も、冬物をできるだけ早く処分してしまいたい、というのが、ヒシヒシと伝わってくる。

というのも、日本の春先のようなイスラエルの冬。そのうち数日は底冷えするような日があるだけで、比較的暖かく、個人的には、それほど冬物が必要なく、めったに冬物を買わないので、冬物が店に並び始める頃になると、いつも「売れるのだろうか、こんなに分厚い毛糸の洋服・・・」と、人事ながら心配になっていた。今年はブーツが流行しているようで、まだ裸足でサンダルを履いている時季に、季節先取りでブーツを履いている女性を見ると、「暑そう・・・蒸れそう・・・」と、流行とは縁遠くなった自分を感じたりもしていた。

12月に入ったが、朝晩の冷え込み以外は、夏のような暑さが続いたり、雨も少なく、今だ半そで・短パン・サンダルで歩いている人もあれば、毛糸のセーターにブーツで歩いている人もいる、というのが、イスラエルの冬の光景。レゲヴは典型的な前者なので、冬物を買ったことがなく、経済貢献に薄い。私もバーゲンをのぞいては見るものの、分厚いセーターを見ると一気に購買意欲が低下し、結局買わずしまいで、必死に冬物を買っている人を見ると、感心してしまうばかり。季節に関係ないものを売っている店でも、バーゲンの波に乗ろうと、なにかと工夫を凝らし、イスラエルの冬の始まりは、ショッピングセンターで、さながらお祭りのような騒がしさを感じることができる。

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