イスラエル音楽の遍歴 (完): コレクション

これまで多くのアーティストを紹介してきたが、カテゴリーに収まらず、今だ紹介されていない、私のお気に入りのアーティスト達がいる。David Broza と Idan Raichel’s Project を紹介したい。

 

David Broza (1955 – דייוויד ברוזה)

David Broza (デイビッド・ブロザ)は、ハイファ出身のシンガーソングライター。彼のライブ・パフォーマンスは、ギターのテクニックと彼の魂の叫びを感ずる歌で人々を魅了する。英語・スペイン語・ヘブライ語の歌詞を歌い、世界中で演奏している。特にアメリカでは、ユダヤ人だけでなく彼のファンは多い。彼との出会いは、1998年のイスラエル建国50周年式典でのエルサレム。独立記念公園でライブ演奏する彼をみたのが始まりである。今でも、彼の演奏を忘れることは出来ない。私は、そのままステージ裏に走り、彼と写真を撮り、その足で彼のCDを買いに行った。それ以来、彼は私にとって特別なイスラエル・ミュージシャンである。そして、2006年夏の第二次レバノン戦争では、彼は北部地域の被災地を演奏して回り、被災者を励ましてくれた。私の住む場所にも演奏に来てくれ、その時に1998年にはじめて彼と出会った時に買ったCDにサインをしてもらったのだ。下に紹介する彼のクリップは、有名なMasadaライブ。朝日を見るためにライブは夜中に始まり、朝日と共にクライマックスを向かえるという、伝説のライブである。そして、この歌「Under the Sky」も私にとっては特別な歌で、ヘブライ語を自力学習しているときに、歌詞を訳して始めてヘブライ語で歌えるようになった歌である。歌詞の訳はTsukaさんの second cashe にTsukaさんのDavid Broza への思いと一緒に記載されているので、是非読んでほしい。2008年今年は、久々にDavid がMasadaライブをしたことが話題になった。平和活動としてパレスチナ歌手とのデュオをするなど、彼は私にとって、No.1のイスラエルミュージシャンである。

“מתחת לשמים” (Mitachat Lashamayim)
– ” Under the Sky “

 

” In My Heart ” – David Broza & Wisam Murad
– Mideast peace song

 

” בצהרי היום ” ( Be’tzohorei Ha’yom )
– ” High Noon “

 

 

Idan Raichel’s Project (2002 – הפרוייקט של עידן רייכל )

Idan Raichel’s Project とは、Idan Raichel (イダン・ライヘル)率いるグループのことで、2002年に発売されたアルバムが大ヒットとなり、現在でも引き続き活躍しているミュージシャンである。彼らを一躍有名にしたのは、今までイスラエルでは影の存在であった、エチオピア人の音楽を使っているところにある。エチオピア人は特別なユダヤ人としてイスラエルに移住したが、彼らの独特の民族性がイスラエルの中で融合せず、貧困層として孤立した存在であった。Idan Raichel はそんなエチオピア移民の第2世代との交友から、エチオピア音楽の素晴らしさを伝えるためこのプロジェクトを開始し、エチオピア人歌手や音楽家を起用してエチオピア人の存在をアピールすることに成功した。今までに耳にしたことにないリズム・心地よいオリエンタルテイスト、響く歌声など、イスラエルの音楽に新風を吹き込んだ。デビュー曲「Boi」をはじめてラジオで聴いたときに、これは絶対良い、と感じたことを覚えている。現在まで3枚のアルバムを出しており、全てヒットし、毎回私達に新鮮で、一味違った音楽を聞かせてくれている。

” בואי ” ( Boi ) – ” come “

 

”  מכל האהבות ” ( Mikol HaAhabot )
– ” from all loves “

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