アラブ人へのボイコット

ガザでの紛争は、イスラエル国内のアラブ人たちへも影響を及ぼしているようだ。イスラエルにはフムスという中東料理があり、有名店も各地に多くある。そのほとんどはアラブ人が経営しており、行列の出来る店もあるほどイスラエル人には人気の食べ物である。その中の一つ、ナザレにある超有名店が、閉店へとおいこまれた。

trip-to-nazaleth-034 (ナザレの閉店したフムス屋2008年2月)

客のほとんどはユダヤ人で、安くておいしいフムスを食べるために行列を作っていたが、ガザでの紛争とともに客足が80-90%減り、多くの従業員を雇って経営を続けていくことができなくなったという。この店と同じような状況で、エルサレムやヤッフォでもアラブ人の経営する中東料理店が次々と閉店しているそうだ。

もともと頭が右曲がりのシオニストまがいで、アラブ人からは買わないというようなイスラエル人もいるが、多くのユダヤ人はイスラエル国内ではアラブ人とうまく共存してきた。それはハイファから北の北部の地域では顕著であり、特にフムスに関しては「アラブ人のフムスなくして語ることなし」という人もいるほど、食の交流は行われてきた。そして、今回のアラブ人レストランへのボイコットは、2006年の第2次レバノン戦争の時には起こらなかったことだ。

何かがおかしいと感じる。今回のガザ紛争は人々の心の中に黒い塊を残すような嫌な気分にさせる。それは、選挙のための政治家のドス黒い腹の中にいるような気分なのかも知れない。停戦と同時にイスラエルは選挙活動一色になり、ロシア人政治家のリーベルマンは、ガザ紛争でイスラエルを非難したアラブ人政治家を、違法だとして選挙に出馬できないようにし、選挙運動では、執拗にアラブ人の排斥をテレビCMで流している。ガザにいるパレスチナ人への攻撃は、イスラエル国内にいるアラブ人への攻撃へと摩り替わってしまった。

今日、シモン・ペレス大統領は「全てを受け入れることは難しいことだが、私は少数派のアラブ人代表が、自由に意見を述べる事ができるイスラエルの国会に誇りを感じる」と、リーベルマンのアラブ人議員への攻撃に釘をさした。

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シモン・ペレス大統領        リーベルマン

シモン・ペレス大統領の言葉に、少しは心の隅にたまった靄がすっきりする。私は、フムス屋へフムスを今まで以上に食べに行きたいと思う。アラブ人の経営する店で、たくさん買い物をしたいと思う。まずはイスラエル国内で、アラブ人とユダヤ人の共存が出来ないで、何が和平だろうか。お互いを信じあわないで、何が中東平和なのか。さあ、みんなでフムス屋へ行こう!

 

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アラブ人へのボイコット」への2件のフィードバック

  1. 私も新聞で見ましたが、それは・・・ イスラエルボイコットをやっている人々とレベルが同じ位、私には馬鹿げて見える。それ以上にそれを政治的に扱うことがと思うが、それが彼の理念で、それを支持する人がいる。。。。。

    しかし、彼等のお店が儲かっている => イスラエル国への税金も入ってくる => 税金はどこに行くか => 国防

    単純にそう考えてくれたらいいのに、ね、リーベルマンさんどうなのよ?・・・。

    AKKO旧市街地のおいしいhumusの話も聞いているし、エルサレムへ向かう途中のアラブ人の村にもたくさんのアラブ人経営者のレストランにたくさんのユダヤイスラエル人が行っている。テルアビブのYafoにも行っている。

    ペレスさん、私がんばって~~~。

    • ホント、馬鹿げていますよね。さすがはシモン・ペレス、彼だけです先を見通して和平を語れる人は。私は最後までシモン・ペレスについていくだけです。だから、負けるなフムス屋!がんばれフムス屋!

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