「戦場でワルツを」オスカーならず

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ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミーでも随分と前評判が良かったので、初のイスラエル映画のオスカー受賞を期待したのですが、残念ながら逃してしまいました。それが、同じく外国語映画賞にノミネートされていた日本映画の「おくりびと」がオスカーを受賞したとなると、うれしくもあり複雑な気持ちでもあります。

この作品はゴールデングローブを受賞した後で、予備知識なく見たのですが、非常に印象に残り、監督であり主人公である Ari Folman の、戦場にいた一兵士としての心の闇を、まるで自分がその闇を感じるように映画の中に同化してしまいました。写実的なアニメーションと高度なグラフィックが、実際のドキュメンタリーを見るよりも、物語を身近に感じられるような作用をしたと思います。主人公である Ari Folman が思いだしながらたどる戦場での風景、断片的な風景、心の風景・・・それは、紛れもなく19歳の彼が見て、感じてきた忘れてしまいたい本当の戦場なのでしょう。まるで、薄い膜に覆われながら Ari Folman と共に記憶の旅をしているような気持ちになりました。

オスカーの受賞を逃したことで、再び話題になることも、日本での上映やDVD発売などもないと思いますが東京で上映される ようなので、もし見る機会があるようなら、内容についてはこちらに「バシールとワルツを見るための予備知識」があるので参考にしてください。イスラエルとしては非常に残念でしたが、日本人としては「おくりびと」がオスカー受賞でイスラエルにも配給されるだとうと思うと、非常にうれしいことです。

 

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「戦場でワルツを」オスカーならず」への4件のフィードバック

  1. ┏┫ ̄皿 ̄┣┓<ハジメマシテ。いつも、blog拝見してます。

    さて、単館上映、しかも今のところ東京の一箇所だけという形ですが「戦場でワルツを」という邦題で日本での上映が決定してます。公開時期は夏頃のようです。
    http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/21433/

    尤も俺自身は福島県在住でして、この不景気の中、映画の為だけに上京は無理。気長にDVD化を待つ事とします(苦笑)

    見る機会が有ったら、その前に「バシールとワルツを見るための予備知識」、再読させて貰います。

    • ナナシ=ロボさん、日本で上映されるという情報ありがとうございます。邦題も変わったんですね、変更しておきます。オスカー受賞していたら・・・と悔やまれますが、イスラエルでは早速「あの、日本の映画どう?」と何度も聞かれました。アカデミー賞の影響力は大きいです。

  2. 私は映画について非常に疎い人なのですが、このアニメのことは聞いていました。でも街中では公開されていません。たぶんWVだからだと思います。啓江さんはhebrewがわかって聞き取りもできるのですね。羨ましいです。私はアルファベットでもう大変です。”おくりびと”は良い映画と聞いていましたので私も楽しみにしています。

    • ゆきさん、コメントありがとうございます。イスラエルではゴールデングローブを受賞した頃から、みんなの話題に上がるようになりましたね。アカデミーでも発表がある前から、まるで受賞したかのような騒ぎ方をしていたので、嫌な予感がしていたんです。結果は残念でしたが、イスラエルで「おくりびと」を見ることができるかもしてないので、私達にとってはうれしいですね ^^

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