ローマ教皇5月にイスラエル訪問

ローマ教皇ベネディクト16世が、5月8-15日の間イスラエルを訪問することが先週伝えられ、これによって、少なくとも4万人の巡礼者がイスラエルを訪れ、50億の観光収入が見込まれています。バチカンの声明後、すぐにエルサレムのホテルは予約でいっぱいになり、エルサレム周辺や死海、ナザレ、ティベリア、テルアビブ、ハイファのホテルも満室になると予想されます。

訪問予定地となっているのは、エルサレムベツレヘムナザレティベリア、(ハイファも候補地となっていますが、正式発表はされていません)。2000年以来9年ぶりのローマ教皇のイスラエル訪問は、観光収入が激減しているイスラエルにとって、キリスト教巡礼者を呼び戻すためには、非常に重要なアピールとなります。

pope-and-peres-2006 (2006年バチカン) 

かつて、世界中がミレニアムムードに沸いていた2000年、ヨーロッパにはいたるところに聖地エルサレムの観光ポスターが張ってあり、「クリスマスを聖地で」というメッセージが書かれてありました。イスラエルもミレニアムの観光収入を見込み、お土産物屋は大量にミレニアム商品を作りました。しかし、クリスマスムードが高まる中、パレスチナ過激派による自爆テロが頻繁に起こり、一気に観光ムードは消えてしまったのでした。テロを恐れて誰もイスラエルへ来ることはなく、記念すべき2000年のクリスマスは、どこも閑古鳥とみやげ物屋が泣く風景に一変していました。その後もイスラエルの観光産業はパッとすることがないまま、今に至っています。 

jerusalem11 (エルサレム 聖墳墓教会)

 ローマ教皇の訪問まで、まだ何が起こるかわからないのがイスラエルです。何事も起こらないことを祈るばかりですが、ローマ教皇の訪問によって、イスラエルへの観光客が増えることは、私にとっても喜ばしいことです。この国は、歴史の始まり、三大宗教の始まり、宗教の混沌、民族の混沌だけに留まらず、「イスラエルとイスラエル人」という個性を付け加えて、より一層味のある、他では見ることも感じることも出来ない、特別な雰囲気を持っています。TVで見ているような、紛争だけではないイスラエルを、本物を見て知ってもらいたいと思うのです。そのためにはまず、観光客が安心してくることが出来る状態を作らなくてはなりませんし、PRも必要です。

5月のローマ教皇のイスラエル訪問が、イスラエルにとって良い転機になり、世界中からの観光客がイスラエルを訪れる日が来ることを望むばかりです。

 

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ローマ教皇5月にイスラエル訪問」への6件のフィードバック

  1. 私も読みましたよぉ~~新聞記事。(最近日記ネタがないので(笑)。私が記事(Ynetだと思うけど)今回はHaifaに滞在するとか? 前のローマ法王かな?たしか西陣だったかかの織物の袈裟(といっていいのかな?)持っているんですよ。

    ローマ法王以外にもイスラエルは観光客呼ぶのに頑張っていますよ、テルアビブと言ったほうがいいかな?またゲイGayネタですけどBlogにアップします。。。どうも性格上そんな話題が目にとまってしまうんですよ・・・・。(笑)

    • へー、寄贈されたか何かなんでしょうかねー、豪勢だな。やはりテルアビブにいると、観光客集めは感じるんですね。田舎暮らしではなかなか・・・こういった世界的に話題になることじゃないと、観光客も来ないかな~って思っていましたよ。イスラエル(テルアビブ)のゲイって、有名なのかな?そんなテルアビブさんの記事で、もっと勉強しないといけませんね。私、ゲイさんたちと一度もかかわったことないけど、ゲイさんファンなんです ^^

  2. こんにちは。
    何と、周りの街のホテルも満室になってしまうほどなんですね。。

    イスラエルにお住まいになってて、距離以上に日本の事がすごい遠く感じられたりしませんか?
    うまく言えないのですが、、、滞在中、イスラエルの…もしくは日本人がいる家庭の方々のお宅にお邪魔することがよくありました。
    特に日本人の方がいる場で…食事中に流れているニュースや、たまたま話の流れで、打ち込まれるロケット・戦争中の話・子供の将来の話など出たりすることがありました。

    そういった時に、実際に皆さんこちらに住んでいるという事と、僕が来る前に読んだ事・見聞きしていたことのギャップ…というのでしょうか。。何と言ったらいいのかよく分からない、何だか自分がすごい遠くから(イスラエルに)来たように感じる時が多々ありました。

    僕自身も出発前はいろいろ心配されましたが…心配ならまだしも…周りでごく当たり前のようにガザ攻撃反対の話が出ている時期だったり、何考えてるんだとかあり得ないとか、ちょっと溝ができるような反応もあってやはり少し悩みました。

    でも帰ってきて友人に行った事を話すと、「実は興味があって…」とか言われることもよくありますよ。

    1月の滞在は僕自身にとってすごく貴重な事・出会いが沢山あって忘れ難い時間になりました。

    次の機会を作れるようしばらくがんばります。

    • 私はいつも別の世界を行き来していると感じています。イスラエルにれば日本は別の世界であり、日本へ帰ればイスラエルが別の世界になってしまうのです。二つの国で頭の回路を切り替えて対応しないと、どちらの世界にも思考がついてきてくれません。それでも、今は日本にいる時のほうが、より自分を異邦人と感じてしまうようになりました。
      それは、2006年に自分の目の前にロケット弾が落ち、自分を含め生死の境を体験し、停戦後に日本へ帰国した時、もちろん家族も友人も無事でいたことを喜んでくれましたが、彼らにとっては、それ以外にイスラエルの現状については、全く興味がないと感じたのです。いや、興味がないのではなく、理解不能なのです。何を話しても、理解してもらえないと、その時突如として悟りました。それまでも違和感は感じていましたが、その時になってやっと、見ているものの次元が全く違うということがわかったのです。

      k4さんが感じた違和感は、当然のことだと思います。その違和感が「異国」としての魅力をかもし出し、また、旅人を魅了するのでしょうね。私が始めてイスラエルを訪れた時、ガイドの人に、「イスラエルを訪れた人は病気になる、再びイスラエルに来たいと思う病気です」と言われ、私はまんまとその病気に取り付かれてしまいました。k4さんも気をつけてくださいね ^^

  3. レスありがとうございます!
    すごく抽象的なことをお尋ねしてしまってスミマセン。

    やはり距離だけでない隔たりというのが…
    特に日本にいる人達とは大きくなるんですね。。

    もともと僕は古代史と地理が大好きで、そうなると
    やはりイスラエルに行きたい…という憧れは前からありました。
    また一番好きなグラフィックデザイナーが
    旧ソ連圏のユダヤ人(故人)なのですが、
    今回イスラエルに来て、その地域をルーツにする
    作家に会ったり・作品を見たり…
    それ以外の場所からも、世界の色々な所からの軌跡を感じました。
    うまく言えないのですが、いわゆるデザイン的に有名な都市とは
    まったく違う混ざり方なんですよね。。

    …病気には気をつけます(^^;

    • 「地球の歩き方 イスラエル」がガイドブックの売り上げ第2位だと、こちらでも記事になっていました。2009年はイスラエルへ来る日本人も増えるかも知れませんね。

      k4さんのようにイスラエルをデザインやグラフィックの面から見たことがないので、k4さんにはきっと私とは違うイスラエルが見えているのだろな・・・と、羨ましく、そして嬉しく思います。

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