ダニエル・バレンボイム カイロ楽団と競演

毎日、新聞を読んでもイスラエルについての記事がなく、やはり戦争でも起きなければイスラエルが報道されることはないのだな・・・とあきらめていましたが、今日は二つのイスラエル関連の記事が載っていました。

一つは、ネタニヤフ首相のパレスチナ国家樹立への中東和平について「パレスチナがイスラエルをユダヤ人国家として認める必要がある」と表明し、5月に訪米するにあたって、中東和平へ向けての米国とイスラエルの駆け引きを示唆した記事でした。すばらしい英語力をもつネタニヤフ首相とオバマ大統領との会談が、どのようなものになるかは非常に興味深いものです。心配なのは、外務大臣になったリーベルマン。あのロシア語なまりの下手な英語には、英会話学習が必須でしょう。

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もう一つは、指揮者のダニエル・バレンボイム氏が、カイロ楽団と初競演した記事です。クラシックに疎いので調べてみると、バレンボイム氏は、以前エルサレムでワーグナーを演奏して非難された人でした。そのときは、なぜワーグナーが問題なのかも知りませんでしたが(正直、今でも完全には理解できませんが)、和平派として知られるバレンボイム氏は、パレスチナ国家樹立を支持し、パレスチナ人との音楽交流を続けてきたユダヤ人です。イスラエル政府のパレスチナ政策や軍事政策を批判し、一部のイスラエルからは「反ユダヤ主義者」とも呼ばれるほどですが、パレスチナとイスラエルの共存を訴え、音楽によって中東和平を呼びかけているすばらしい人物であることがわかりました。そのバレンボイム氏が、平和条約を30年締結しているが文化交流のないエジプトで初競演し、満場の観衆から喝采をうけたとあり、中東和平を訴える著名なユダヤ人の記事が、地方紙にも載っていることに、少なからず感動したのです。

村上春樹氏やバレンボイム氏など、著名な文化人による和平への呼びかけによって、人々の中東和平への関心が高まることを、今後も期待したいと思います。

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ダニエル・バレンボイム カイロ楽団と競演」への6件のフィードバック

  1. 美味しいお米食べていますか?

    リーバーマンの英語はまだ聞いたことがありませんが、そうなんですね(笑)。私の英語もロシア語なまりって言われますが(爆笑)、どなっているのでしょうかね英語を話す時は?? なんせ話す相手がイスラエル人だから。。はは

    レゲブさんお誕生日だったのですね!! おめでとうございます。たしかに今はネットがあるので顔を見ながら会話もできる、すごいなって思いますよ! タマも元気なのかな??

    私も16日からトルコです。1ヵ月前にビザの延長で内務省へ行ったのですが、3ヵ月もらえると期待しながら、とりあえず「ペサハまでいたいんです」といったら、ものの見事にぺサハ終了その日までのビザを頂きました!! あはははは・・あれぇ~~~~。。もちょっとおまけしてよって思っていましたが。この時期なのでチケット高いかなって思ったら、手頃なのでビックリしました。

    あああ、北部でマグニチュード4.2の地震がありましたよ。こっちは突然暑くなったり、と思ったら翌日には急に寒くなったり、地味にまだももひき? はいています(w)。でもKeikoさんが戻ってくる頃には通常通りの暑さに戻っているかな?

    • 便利な世の中ですよね、改めて文明の利器に関心しましたよ。それにしても、内務省も相変わらずな仕事っぷりですね。でも、そこで怒!にならずに笑えるそんなテルアビブさんが、素敵なんですよ、ホント。ちなみに、私は今回入国許可のVISAを取らずに出てきてしまったのが、ちょっと心配なんですよね。もしかしたら、入国の時にトラブルのかな・・・?面倒だな・・・

      いつもシャブオットになると本格的に暑くなりますね。私はその直前に帰国なので間違いなく、イスラエルは夏になってますね~。

  2. http://www.haaretz.com/hasen/spages/1074082.html ** Egypt is not celebrating 30 years of peace with Israel -by Haaretz

    エジプトとの和平30周年に関してのニュースです、イスラエル側でもこれと言って特にありませんでしたね。まぁ~、冷たい線を引いた和平といえるし、ガザの件もありましたからね。バレンボイム氏のことは初めて知りました。わたしもワーグナーのことは昔耳にしたことがあります。

    日本もそうですが、外国人配偶者が外国に行くためにビザ必要なんですよね。イスラエルも昔はマルチプルビザを発行してくれたとなにかで読んだことがありますが、今は一回きりのビザなんですよね。入国審査員にもよると思いますが、なんだかアンタリアから戻ってきたときもあからさまにユダヤ人って分かる人、正統派系の人もちょっと別室によばれていたり、問答に時間がかかっていたりしていました。日本に比べると楽なのかなって思ったりしますが・・・。あまり良い気分にはなりませんよね。

    ともかく、イスラエルへ戻ってまいりました!!! 

    • 無事にイスラエルに帰ってきたんですね、本当に良かったです^^。とりあえずは、私も問題なくイスラエルに入国できることを祈るしかないみたいです。たぶん大丈夫だと思うけど、ホント、そういう気苦労がずっと続くんですね・・・これも仕方なしですかね。

  3. イスラエルでワグナーが微妙な評価を受ける裏には、多くのユダヤ人を虐殺したヒトラーがワグナーを愛好していたという有名な事実があります。しかしワグナーにしてみればこれほど迷惑なひいきの引き倒しはなかったでしょう。そういうわけでヒトラーに虐待されたイスラエル人にはワグナーは「坊主にくけりゃば袈裟まで憎い」という心理がまだ有るようです。しかしワグナーの音楽や思想にはナチズムやドイツ至上主義の要素はなく、純粋の音楽として優れています。バレンボイムでなくても演奏したくなるでしょう。バレンボイムはその後ユダヤ人、パレスチナ人、イラン人の若手音楽家を集めてWest-Eastern Divan Orchestra(WEDO)を組織し世界各地でベートーベンを中心とした演奏活動を行っています。YouTubeでも聞けますのでぜひお聞き下さい。すばらしい情熱のこもった名演奏ばかりです。ベートーベンという人は平和主義、平等主義、人類愛を音楽で表現した人でした。丁度イスラエル・アラブの和解を目指すバレンボイムの思想がベートーベンと共鳴するのでしょう。バレンボイムとWEDOのベートーベンの交響曲は感動的の一語に尽きます。なおWEDOとはドイツの文豪ゲーテの西東詩集から名前を取っています。西東詩集とは西欧とアジアを思想的につなぐものです。

    • シロフクロウさん、コメントありがとうございます。是非youtubeでバレンボイム氏の演奏を聞いて見たいと思います。素晴らしい情報ありがとうございました。

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