スコット 2009

sukkh

贖罪の日も終わり、イスラエルは仮庵の祭りスコット(Sukkot)がはじまる(03/10-09/10)。先日はあちこちで、仮庵を作るための椰子の葉を運んでいる人々の姿をみかけた。

仮庵(スカー)とは、エジプトを脱出したユダヤ人がシナイ半島をさまよっている時に、天幕で過ごしたことにちなんで作られる庵で、白い布をはった簡単な小屋を大きな椰子の葉で覆うものである。ポイントは、仮庵の中から星が見えなくてはならない。敬虔なユダヤ教徒は一週間をその仮庵の中で過ごすことになっているが、一般人はその気分だけを味わって仮庵を作り、子供たちが喜んでその中で夜更かしをする、というのが定番。もともと、この時期になるとイスラエルは朝夕の気温も下がり、強風も吹き、時には恵みの雨も降る可能性もあるので、仮庵の中で一晩を過ごすのは結構辛い。しかし、今年はどうやら気温も上がる予想になっているので、子供たちにとってはよいスコットになるのではないだろうか。

FourSpecies

スコットには、仮庵(スカー)のほかに重要な4種と呼ばれるものを飾る。それは、Lulav(לולב)-ナツメヤシの葉、Hadass(הדס)-Myrtusの葉、Arabah(ערבה)-柳の葉、Etrog(אתרוג)-レモンなどの柑橘である。Etrog(レモン)は味も香りもあり、Lulav(椰子の葉)は実をつけるが香りがない。Hadass(ミルトスの葉)は実はつけないが香りがあり、Arabah(柳の葉)は味も香りもない。この味と香りを学と徳に置き換えれば、学も徳もある者、学はあるが徳のない者、学はないが徳のある者、学も徳もない者、この4つの種類の人間がイスラエルの国民(ユダヤ人)であり、それぞれ補合いながら一緒に生活している、という比喩になっている。

気持ちよい秋の気配の中、あちらこちらでスコットにちなんだイベントが催されるので、週末はイスラエルの秋を満喫に出かけるのも、良いのではないだろうか。

 

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