市民運動とテロ

9月の国連総会を目前にして、やはりテロ組織は行動を起こした。パレスチナの国連加盟の承認は、イスラエル国家がこの世から消滅することだけが念頭にあるハマスにとっては、無用の長物である。このまま静かにしているわけはないと思っていたが、ここまで組織だって、訓練されて襲撃してくるとは。

昨日正午、イスラエル南部でパレスチナテロによって、民間バスや車両の銃撃、軍車両の爆撃などによって、7人が死亡、30人以上が重軽傷を負い、その後、イスラエル軍のガザ空爆による報復、そして、今朝はガザからのロケット弾による報復返し・・・相変わらずの報復による報復の連鎖が続いている。

イスラエル建国史上最大の市民運動となって続いてる価格デモは、今週末もイスラエルの地方都市各地で開催される予定であるが、今回の事態で水を差され規模が小さくなる、もしくは中止の可能性もある。市民運動関係者も、事態を十分把握した上で、それでも続ける意思が重要だと語っている。もちろん、家賃を下げる前に、ロケット弾を止めさせる方が重要なのはわかる。それでも市民運動では、「和平」「戦争」関係のワードはタブーであり、それはそれ、これはこれと一線引かなければ、いけないからだ。

建国以来63年間、非常事態宣言が出されたままのイスラエルで、国の安全保障が第一で、安全保障なくして国民の生活が保たれることがないことを前提に、国民は国家存続を第一に考えてきた。和平に一歩でも近づこうとすれば力ずくで阻止され、イスラエルはこの20年間出口のない混沌の中で、世界経済という魔物とも戦いながら経済成長を続けてきた。そしてようやく、国民が一丸となり、自らの生活のため、明日の生活のために抗議運動を起こす力を備え、この夏の市民運動の実現となったのだ。

私はレバノンとの国境にある辺境の地キブツに10年住み、戦争で生死の分かれ目を体験し、都会生活も一年が経過し、そのどちらも知っているからこそ言えることは、現在盛り上がっているイスラエル建国史上最大の住宅・物価・教育・医療などへの市民運動は、今後のイスラエル人の生活にとって、とても意味のあるアクションであるということ。始まりはテルアビブの一角でも、今ではイスラエル国中の町で同様のデモが行われ、決して一握りのお祭り好きの騒ぎではないということ。ド田舎とはいえ不自由なく暮らし、すべてに守られ、ぬるま湯の中で生活しているようなキブツ生活者が、「くだらない行為」なんていって高みの見物をしているのと違い(実際、自分もキブツにいればそう思うだろう)、当事者は日々戦っているのだ。都会には都会の生活があり、その中で必死に生きているのだ。自分がぬるま湯に長くつかっていたキブツ生活者であり、キブツの生活が何であるかを知っているからこそ、あえて言いたい。結果がどうでようと、必死で変革を起こそうとしている人々を、高みの見物で誹謗中傷だけしているのは、あまりお勧めできる生き方ではない。

国民生活が改善されることは、決して国家の安全保障とも無縁ではないと思う。すべては一つの調和の中にある。自らを改善することができれば、他者との関係も改善されるのではないだろうか。

国家の安全保障を抜きにした史上最大の市民運動が、今回のテロによって、中断され、成果なく終わってしまわないことを祈る。そして、もちろん、馬鹿の一つ覚えのテロでしか行動ができないパレスチナ人の今回の殺戮には怒りを感じ、決してイスラエル人もイスラエルに住むあらゆる人々(私を含む)も、屈することはないと伝えてやりたい。

 

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市民運動とテロ」への2件のフィードバック

  1. 何が馬鹿の一つ覚えなの?
    あなたも侵略者の一人なんだよ。
    パレスチナ人のパレスチナにパレスチナ人が何しようと本来ならなんでも良いんだよ。
    何が馬鹿の一つ覚えだ。お前が馬鹿だよ。 この侵略者豚どもが。

    悔しかったらもっと歴史を勉強して答えてみろ。馬鹿の一つ覚え!

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