オバマ大統領のイスラエル訪問

Passover(過ぎ越し祭)直前にオバマの初イスラエルで、大いに盛り上がった3日間。

犬猿とまで言いませんが不仲だったオバマとネタニヤフのおかげで、世界からハグレ者だったイスラエル。がしかし、今回、オバマが政権2期目の最初の外国訪問にイスラエルを選び、イスラエルを忘れちゃいないよ、とお約束してくれたことで、今後の展開に期待もできるものです。

そもそも、なぜオバマは4年間イスラエルにこなかったのか?一つは民主党であり、ユダヤ色の強い共和党への反対意識。二つ目は、同時期に首相となり、右巻きで生意気だったネタニヤフへのライバル意識。アラブの春も盛り上がり、オバマもアラブ路線を示し、エジプトへ訪問してもお隣のイスラエルへは来ないという、徹底したイスラエル外し。まぁ、ネタニヤフもアメリカなんて関係ねぇよ的な態度で、双方ともに意地の張り合いの4年間でしたね。

今回のオバマのスピーチでは、ネタニヤフとの不仲をヘブライ語でネタにして、ウケを取るという場面もあり、さすがはオバマ。まぁ、しかし、オバマが仲良くしてやるからイランの核開発に勝手に手を出すなよ、と釘をさせば、ネタニヤフが、仲良くなんて当然なんだよ、いいから黙って見とけ、と負けん気で返す・・・いかにもイスラエルらしいやり取りでした。

オバマ大統領はパレスチナ訪問、ラビンの墓地へ献花、アイアンドームの見学、ミス・イスラエルとの面会等々、精力的に3日間の滞在を終えました。特に印象に残ったのは、パレスチナでもイスラエルでも、若者を対象に語ることです。確かにそれがオバマの特徴でもあるのですが、彼のスピーチは本当に分かり易く、飽きず、魅力的で、若者へ向けて語っていることが非常によく伝わります。クネセット(国会議事堂)での政治家向けスピーチを拒否し、一般の会館で民衆に向けてスピーチをしたことでもわかります。

66_wa IMG_6181_wa

今のイスラエルとパレスチナでは、現状維持が精一杯で、和平なんて夢のまた夢。もはや誰も和平を望む者はいないのではないかという現状です。夢でもいいから希望を託すなら、次世代の若者たち。今の現状を見て、考え、何が双方にとって必要であり、幸せなことなのかを選択できる新しい世代。若者に託すなんていうのは、逃げであり、卑怯な手段かもしれないけれど、オバマの語る言葉を聞き、どちらからともなく、奇跡的にカリスマ的な指導者が現れ、一気に和平へ進むような、マンガみたいな奇跡が起きる可能性だってあるかもしれないのです。種をまけば、いつか乾いた大地に雨が降り、花が咲くかもしれません・・・

なんて、オバマ現象で久々に夢を見てしまいましたが、そんな気持ちにさせてくれるような、過ぎ越し祭で浮足立っている時期のオバマのイスラエル訪問だったということです。この訪問が、イランの核開発阻止、そして今後のイスラエル・パレスチナに影響してくれることを祈る、過ぎ越し祭直前の今日この頃です。

NHK News:  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130321/k10013341281000.html

 

にほんブログ村 海外生活ブログ イスラエル情報へ

広告

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中