イスラエルは、ユダヤ歴の新年を迎えました。
一か月以上続いた夏の紛争は、夏の終わりとともに、跡形もなく消え去り、ジョークのネタくらいにしかならなくなりました。いつものことならが、この国の人々の割り切り方には感動すら覚えます。
さて、今年のユダヤ新年は、週末と連結してGW並の大型連休となりました。私はもちろん、北の果て、第二の故郷、キブツ・ハニタのレゲヴ家にて、身も心もおなか一杯になるまで満喫です。天候も涼しく穏やかな、秋の気配を感じる北の果てで、美味しいものを食べ、ワインを飲み、家族に囲まれ、子供たちに絡まれ?久々に平和な時間を過ごしてきました。というのも、この夏は、転職で私的には大きな変化があり、気が休まる暇が全くなかったのです。(紛争は一切関係なしです)
あまり頻繁には顔を出さないので、レゲヴの小さな甥っ子たちが、私が到着したとたんに「keiko、僕と一緒にこっち来て」と、小さな手で私の指をつかまれると、照れくさいやら、驚くやらで、子慣れしていない叔母さんは、どう扱っていいものかわからずに、動揺してしまうのです。まぁ、言葉がよく話せない小さな子には、keikoブームはよくあるので、ブームが過ぎれば見向きもされないのはわかっているのですが、やはり、こういう扱いを受けると、胸キュンですよ。
帰りも、私を返したくないと、サンダルを脱がせようとしたり、いかないで~と泣かれたりすれば、悪い気はしませんね。本当に、たまにしか顔を見せない私なのに、子供たちへ私を認識させてくれているレゲヴの家族には、心から感謝です。
第二の故郷であるキブツ・ハニタで、愛情をたっぷりをもらい、前職場での傷んだ心を癒してもらい、病んだ精神も回復です。さぁ、ラジオ体操の歌を歌いながらジョギングして、心身共に健全な、良いユダヤの新年とするかな・・・と思う、ユダヤ新年の今日この頃。
「新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空あおげ」